世田谷区 認可保育園 1歳児の点数(指数)を109点から110点にする方法。

※この記事は世田谷区の選考基準などをベースにしていますが、点数を上げる考え方は、他の自治体でも有用だと思います。

僕の子供2人は、世田谷区の認可保育園に通っています。保活時は、どうしたら確実に認可保育園に入れるか、すごく考えました。

世田谷区では、世帯の点数(指数)が高い順番に、認可保育園に入園することができます。そして、1点の差で、入園できる可能性が大きく変わります。

点数が109点にとどまるか、110点を取れるか。これが重要な分岐点です。

僕の1人目の子供は、当初の想定していた点数は109点でした。

でも、110点であれば入園できる可能性が高いと判断し、+1点を取りに行きました。

具体的に実行したことは、ベビーシッターの利用です。後述する「1歳時を申し込む場合で多いパターン」に該当する場合、ほぼ確実に加点できます。

経験者の立場から、点数を109点から110点にするためにベビーシッターを利用した理由、少しでもベビーシッターの料金を抑えるための工夫などを紹介します。

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点数アップのためにベビーシッターを利用する理由

多くの方が該当すると考えられる、以下のパターンで考えます。

■1歳時を申し込む場合で多いパターン

a 利用基準1 週5日以上勤務
& 週40時間以上
50点×2
=100点
b 調整基準5 就労実績が1年以上 2点×2
=4点
c 調整基準6 産休明け
または 育休明け予定
5点×1
=5点
d 調整基準20 認可外保育施設の利用 6点×1
=6点
合計 (パターン1):a+b+c 109点
合計 (パターン2):a+b+d 110点

この表は世田谷区の基準ですが、点数の数値は違くても、考え方が似ている自治体は多いはずです。

当初、僕の想定点数は、パターン1の109点を想定していました。

その後、認可外保育施設の利用によって110点(+1点)で申込みができる、パターン2を選びました。

ベビーシッターは料金が高いので、できれば保育室、保育ママ、認証保育所、認可外保育園のいずれかに入れたかったです。

でも、年度途中からでは空きがなかったので、残された方法はベビーシッターしかありませんでした。

点数を算出する際の「認可外保育施設」については、以下の保育の調整基準(赤枠)に記載しています。

■保育の調整基準

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「申込児を保育室、保育ママ、認証保育所、ベビーシッター等の認可外保育施設に有償で預けていることを常態としている場合」と記載があります。ベビーシッターも含まれています。

この表も世田谷区のものですが、ベビーシッターの利用が加点要件になるケースは、他の自治体でもあります。

「常態としている場合」については、備考欄で「就労などの理由で保護者が保育にあたることができない時間と同程度の時間、申込児を預けている場合」と定義されています。

ベビーシッターの料金を最小にする方法

ベビーシッターを利用する際に、料金が高いという問題に直面します。そのため、少しでも安くする方法を考えました。

利用開始日を最大限遅くする

ベビーシッターに限りませんが、認可外保育施設の利用については、少なくとも次の3月末まで利用する必要があります。

例えば、6月から翌年の3月末までの場合、10月から翌年の3月末までの場合では、後者の方が期間が短くなります。

ベビーシッターの利用期間を短くするほど、次の3月末までにかかる合計費用が下がります。

僕らは10月末頃からベビーシッターを利用開始し、その開始日に合わせて妻が仕事復帰しました。

認可保育園の申込み期日までは約1カ月余裕がありましたので、もう少し後から開始しても良かったかもしれません。

ただし、あまりぎりぎりにしない方が良いです。

ベビーシッター等の認可外保育施設を利用している場合、認可保育園の申込み時に「受託証明書」を提出する必要があります。

ベビーシッター会社に記入してもらう必要があります。記入するのにかかる日数・往復の郵送日数を考慮する必要があります。

利用日数・時間を最小にする

ベビーシッターの多くは、利用する時間に応じて料金が決まります。

そのため、1週間のうち、ベビーシッターを利用する日数や時間を最小にすると、費用を抑えられます。

僕らは、お互いの有給休暇を利用したり、親の支援も借りたりしながら、日数と時間を減らすことにしました。

例えば、1週間(土日祝除く5日)を以下のようにしました。

  • 3日はベビーシッター、1日は僕か妻が有給で休む、1日は親に来てもらう
  • 基本的にベビーシッターを利用しながらも、有給(半休)も組み合わせる

僕の親は働いているので、平日に休める時に来てもらいました。

組み合わせはいろいろあるのですが、注意すべき点があります。

「常態としている場合」、つまり「就労などの理由で保護者が保育にあたることができない時間と同程度の時間、申込児を預けている場合」という条件を満たすことが必要です。

でも、「保育にあたることができない時間と同程度の時間」って、わかりませんよね?

当時、区役所に電話して確認したところ、「週3日、1日当たり4時間以上」という具体的な条件が分かりました。

この条件を満たすように、ベビーシッター、夫婦、親の時間を組み合せました。

具体的な条件については、選考基準に関する文書に明記されていなません。申込みを検討される方は、必ず直近の条件を確認してください。はじめから書いておいて欲しいですよね・・・。

※なお、親に来てもらった場合は、その分についても受託証明書が必要です。

費用を安くできるベビーシッター会社を探す

これは人に聞いたり、ネットで探すしかないです。僕が使ったベビーシッター会社は、1時間当たり1300円でした。1時間あたり2000円以上というのもざらですね。

その他にも、割引を受けられるケースなどもあるのですが、それについては以下の記事をご覧ください。
高いベビーシッターの料金を安くする方法。ベビーシッター派遣事業と福利厚生サービスを活用

ベビーシッターを選ぶ際の注意点

僕が申込みをした際、認定されたベビーシッター会社等でないと、認可外の加点が認められないと言われました。

2019年4月入園用の受託証明書にも、以下の記載があります。

※資格名 例)全国保育サービス認定ベビーシッター、日本チャイルドマインダー協会認定試験合格、保育士等」
※ベビーシッター等の在宅保育サービス資格保有者が受託している場合は、「認可外保育施設設置届」の写しを添付してください。(ホチキス留め)

僕が保活をしていた当時、世田谷区役所に問合せたところ、上記のような認定や資格がないベビーシッターでは、加点の対象にならないと言われました。

申込案内や受託証明書には、上記の資格があるベビーシッター会社を利用しないと、加点が認められない旨の記載はありませんでした。

僕は保活中に何度も世田谷区役所に問合せをしたので気付くことができました。

でも、そんなことを知らないまま、認定や資格がないベビーシッターにお願いをして、加点されると勘違いする人もいると思います。

加点をもらうために、利用しようとしているベビーシッターサービスが、上記の要件を満たすのか、区役所に確認することをおすすめします。

ベビーシッター費用についての考え方

ベビーシッターを利用すれば、必ず認可保育園に入れるという保証はありません。

「110点ならばほぼ間違いなさそうだ」と思えるか、思えないかが、ベビーシッターを利用するかどうかの基準かと思います。

僕は110点なら入れると判断しました。言葉は悪いですが「ベビーシッターの費用を払って、認可保育園の入園権利を買った」と考えています。

もちろん109点であっても、認可保育園に入園できたかもしれません。でも、「まさか自分が不承諾になるとは・・・」っていう情報をよく目にしますので、楽観的には考えませんでした。

※参考記事
子供を認可保育園に入れたい。保活には強い動機付けが必要。1000万以上の損を出さないために。

まとめ

109点でも入園できたかもしれないですし、そうだとすれば何十万も使う必要はありませんでした。

でも、もし109点でも入園できたことが後から判明したとしても、後悔しない自信はあります。

それよりも、入園できなかった時に「あの1点があれば・・・」と思う方が辛いです。

まずは認可外保育園をあたってみて、空きがない場合は、一度ベビーシッターの利用を検討することをおすすめします。

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