ピークデザインのカメラバッグ『エブリデイ スリング 5L』 レビュー

everyday-sling-5-001 カメラ・写真

ピークデザイン(peak design)のエブリデイ スリング 5L(everyday sling 5L)を購入しました。

この記事では、画像付きでエブリデイ スリング 5Lのレビューを紹介します。

おまけとして、エブリデイ スリング 5Lを見つける前に、気になったカメラバッグも紹介します。

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エブリデイ スリング 5Lはこんな人におすすめ

エブリデイ スリング 5Lの購入に至るまで、以下のポイントでカメラバッグを探しました。

  • 子供と一緒に近所の公園にぶらっと行く時に持ち出しやすい
  • 荷物を最小にしてお出かけがしたい(でも、カメラは必須)
  • 「いかにもカメラバッグ」みたいのは嫌
  • ミラーレスカメラ用に使いやすい。あわよくば、フルサイズも入れられる

すでに持っていた2つのカメラバッグは、僕の中では中サイズと大サイズという位置づけ。その2つは気に入っていて、今も現役ですが、もっと身軽に使えるカメラバッグが欲しかったのです。

コンパクトで、カメラバッグには見えないカッコよいデザインを探していたら、ピークデザイン(peak design)のエブリデイ スリング 5Lを発見!

レビューで詳しく触れますが、僕と同じような考えでカメラバッグを探している人にとって、エブリデイ スリング 5Lがぴったりです。

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ピークデザインとは

エブリデイ スリング 5Lは、ピークデザインというメーカーの製品です。

ピークデザインは、カメラ関連製品のメーカー。

アメリカのクラウドファンディング「キックスターター」で資金調達して、カメラクリップという製品を作ったのがピークデザインのはじまりです。

カメラバッグはもちろん、ストラップなどのアクセサリーも扱っています。

僕はエブリデイ スリング 5Lを発見するまで、ピークデザインのことはあまり知りませんでしたが、かなり有名なようです。

エブリデイ スリング 5Lの仕様

ピークデザインが取り扱っているカメラバッグは、エブリデイ ライン(Everyday Line)と呼ばれ、バックパック、メッセンジャー、スリングなど、数タイプのバッグがあります。

エブリデイ スリング 5Lは、エブリデイ ラインの中で一番小さくて、軽いバッグです。

  • 色 :ジェットブラック、アッシュ
  • 容量:5L
  • 外寸(cm):19 (高さ)x31(幅)x11 (奥行)
  • タブレット収納部(cm):18.5(高さ) × 24(幅) × 1.5(奥行)
  • 重量:500g

僕はアッシュを購入しました。ライトグレーと考えて問題ないです。

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エブリデイ スリング 5L 使用レビュー

エブリデイ スリング 5Lを実際に使用して感じたことをレビューします。

収納力

購入前は、キヤノンのミラーレスカメラ EOS M6とEF-M 22mm F2 STM(装着した状態で)が入れば及第点と考えていました。

ところが、フルサイズカメラのEOS 5D MarkⅣも問題なく収納できました。

レンズのサイズは選びますが、標準の単焦点レンズやズームレンズならば、装着したまま収納可能。無理して入れている感じもありません。

まずは、空の状態で収納場所を紹介します。

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ふたを開けた時の全体像。

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メインの収納スペースの拡大。左右には小さいポケットあり。

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この収納スペースに入れる仕切りが、2つ付属しています。

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折れ目に沿って曲げることが可能。

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好みの形状にして、設置することができます。

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ふたの内側には、ファスナーつきのポケットがあります。そのポケットの中には、SDカード入れがあります。1枚ずつ入れられるよう、仕切られています。

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背負った時の背中側にもポケットがあります。

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四角い縫い目の裏にはマグネットが入っていますので、ピタっと留まります。

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外側にも1つポケットがあります。結構きつめなので、ここにはあまりモノが入りません。スマホくらいなら収納可能。

そして、内側に機材を入れると・・・。

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この画像は、5D MarkⅣにEF35mm F1.4L II USMを装着した状態で収納。レンズフードを付けっぱなしにしても、丁度おさまります。

参考記事

キヤノン 主要カメラ・レンズなどのサイズ一覧から、保有する機材が入るかどうか、余裕はどれくらいあるか確認できます。

例えば、下記の荷物を全て入れることが可能。

  • EOS 5D MarkⅣ
  • EF35mm F1.4L II USM(カメラに装着)
  • 財布(W11×D8.5×H2.5cm)
  • スマホ
  • キーケース
  • 定期入れ

エブリデイ スリング 5Lは、近所の散歩だけでなく、フルサイズを持ってお出かけできるくらいの収納力があります。

財布が大きすぎると、入らないか、パツンパツンになるので要注意。上で紹介したサイズの財布なら問題ないです。

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ちなみに、EOS M6とEF-M 22mm F2 STM(カメラに装着)を入れると、結構広いスペースができます。

機材の出し入れ

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エブリデイ スリング 5Lの開口部は、スリングを肩に掛けた時に、体側から外側にふたが開くところがポイントです。

カメラバッグに限らず、肩から斜め掛けするバッグって、外側から体側に向かってふたを開けるものが多くないですか?

体側に向けてふたを開けると、バッグへの視線をふたが遮ったり、意図せずにふたが閉まったりと、邪魔になることがあります。エブリデイ スリング 5Lならば、使っていてわずらわしさがありません。

また、チャックのラインが外側に斜めに切り込まれているので、開口部がガバっと開きます。バッグを斜め掛けして、体の前面に持ってきたときに、機材の出し入れがスムーズです。

ベルトの長さ調節

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ベルトの長さ調節は、かなりスムーズにできます。

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この金具を上にひっぱると、ベルトが長くなります。

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紐っぽいところを下に引っ張ると、短くなります。最初は、短くするのがうまくできませんでしたが、コツをつかめば問題ないです。

バッグを斜め掛けしたまま、簡単に、すぐにベルトの長さ調整が可能です。

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さらに、ベルトの付け根部分で、長さを調整しておくことも可能。

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長さを調整後、余ったベルトは、バッグの中に差し込めます。

購入時点では、肩に斜め掛けすると、左肩にパッドがきます。

でも、一度ベルトを完全にはずして、左右を入れ換えれば、右肩にパッドがあたるように変更もできます。

パッドは薄いです。そもそも、すごく重くなるほど機材を入れられないので、薄くてちょうどよいです。肩にかけていて、痛みなどはありません。

ウエストバッグとしての使用

エブリデイ スリング 5Lは、ベルトのフックの場所を替えることで、ウエストバッグにもなります。

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最初はこのような状態。

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肩のパッドには、左右に1つずつワッカが付いています。まず、フックを外す。

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そして、もう一方の穴にフックを掛ければ、ウエストバッグが完成。

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このワッカ。ゴムっぽい素材になっていて、硬くて丈夫です。ワッカ部分を支えながらつままなくても、曲がることがないので、フックを付けやすいです。

もし、このワッカが柔らかかったら、ワッカを通そうとしたらフニャっとなって、スムーズにいかなかったはずです。

肩に当たるパット部分は、バッグ内に収納性可能。僕は面倒なので、お腹に巻いています。

生地の固さ・衝撃耐性

生地はやや硬めです。そのため、バッグの形状が維持されます。バッグの中が空っぽでも、バッグ表面がよれたり、曲がることはありません。

緩衝材もやや硬めです。外部からの衝撃はしっかり押さえられます。

エブリデイ スリング 5L 利用シーン別 レビュー

エブリデイ スリング 5Lを使っていて、特に良かったと感じた場面を紹介します。

子供と公園に行く時

子供と公園に行く時は、常にカメラを持ち歩いています。遊びながら、子供を撮影したりもします。

でも、カメラを常に首からぶら下げているのは邪魔。かといって、バッグにしまって背負うと、取り出すときにバッグの位置を変えないといけないので、少し面倒。

そんな時、エブリデイ スリング 5Lをウエストバッグにして使っています。カメラを入れたバッグが腰(お腹あたり)にあれば、バッグのポジションを変える必要がありません。

チャックを開けて、カメラを取り出すだけ。ワンテンポ分、スムーズになります。

乗り物の乗降時、自ら走る時

バッグを背負って、ベルトを好みの長さにするまで、2秒くらいです。

電車やバスでイスに座る時なんかも、スルっとベルトを緩めて肩から降ろし、バッグを太もも辺りの好みのポジションに持ってきやすいです。

立ち上がって降車する時にも、すぐに体にフィットするようにベルトを締められます。

また、歩きながらでも、ベルトの長さ調節は簡単。走りたい時なども、手間なくベルトをきつくできるので、バッグが揺れて走りにくいということもありません。

フルサイズカメラで自撮りする時

平らな場所があることが前提ですが、エブリデイ スリング 5Lを座布団のようにして、上にカメラを置きやすいです。

例えば、屋外でカメラを置くのにちょうど良い高さのテーブルがあったとしましょう。そのテーブルに普通にカメラを置いて、問題なければそれでも構いません。

でも、撮影直前に水平やあおりの角度を微調整したいですよね。テーブルなどにおくと、レンズとテーブルの間に何かモノを挟んだりしないといけないので、面倒です。

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エブリデイ スリング 5Lは、カメラを置ける程度の側面の広さがあります。そして、ほど良い硬さなので、カメラをバッグに乗せたあと、向きを微妙に調節することができます。

こうして、子供や家族と一緒に映った写真を撮ったりしています。

ただ、カメラとレンズにある程度の重さと面積が無いと安定しません。ミラーレスカメラと単焦点レンズの組み合わせだと、やりにくいです。

まとめ

エブリデイ スリング 5Lの良いところを簡潔にまとめると、以下の通りです。

  • シンプルでクールなデザイン
  • 軽くて小型なのに、フルサイズカメラまで収納可能
  • 持ち運びや機材の出し入れが楽
  • 子供とのお出かけの時にかさばらない
  • ウエストバッグとして使用できる

エブリデイ スリング 5Lは、品切れの店も多いようですので、気に入ったら早めの購入をおすすめします。

おまけ:エブリデイ スリング 5L以外で候補になったカメラバッグ

エブリデイ スリング 5Lを発見する前は、『Endurance スリング カジュアル カメラバッグ』を検討していました。

ただ、どうしても自分が求めているサイズより大きかったので、購入には至りませんでした。

ちなみにサイズなどは以下の通りです。

  • サイズ:約(W)22.5x(D)15.5x(H)43.5cm
  • 容量:約9L
  • 重量:750g
  • カラー:グレー、ネイビ

Endurance スリング カジュアル カメラバッグも、使い勝手は良さそうです。エブリデイ スリング 5Lではちょっと小さいという人は、検討に値するのではないでしょうか。

コメント

  1. aguri より:

    初めまして!
    エブリデイスリング5Lを購入検討中です。
    最近富士フイルムのX-T20のレンズキットを購入し、変えのレンズなどはまだ持っていません。
    カメラにレンズを付けた状態で収納して、他にも荷物が入る隙間はありますか?
    参考にしたいです!

    • KM より:

      aguriさん、ブログを見てくださり、ありがとうございます。
      富士フイルムは使用したことがないため、X-T20とXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの寸法をホームページで確認した上での回答となります。

      財布やモバイルバッテリーは入ると思います。長財布は厳しいかもしれません。
      また、これらの代わりに、あまり大きくない交換レンズを入れられるはずです。

      ただ、上記はいずれも、レンズフードは付けない、または、反対側に向けるという前提です。
      フードを付けると、もっと容量は減ります。