保育園を選ぶ時に、どんな点を重視しますか?
待機児童問題があるため、とにかく保育園に入れることが重要かもしれません。
でも、入園してみて「こんなはずではなかった」となりたくないですよね。
わが家の2人の子供は認可保育園に通っています。
結果としては、今の保育園で入園できて良かったと思っています。
人によって何を重視するかは違いがあると思います。
実際に子供を保育園に通わせている親の目線で、入園前(認可・認可外共通)に知っておいた方が良いと思ったものを出来るだけ挙げてみます。
参考として、わが子の保育園の例にも触れます。
0歳児は確認必須。受入れ可能な月齢
保育園によっては、「月齢6カ月以上」とか「月齢3カ月以上」など、受入れ可能な月齢が異なります。
気になる保育園があったとしても、この基準に合わなければ、どう頑張っても入園できません。
いろいろ調べて志望度が高まった後に、実は入園できないことが分かるとガッカリです。
最優先で確認しましょう。
1歳児は関係ありません。
職員の第一印象・雰囲気
子供と接したり、目をかけてくれるのは、人しかいません。
園長、保育士、看護師、栄養士など、保育園で働く人たちの雰囲気は何よりも大切だと考えています。
働く人たちがいつも笑顔で、生き生きしている方が良いですよね。
子供たちは敏感に大人の様子を察すると思います。
小さい子ほど、対話を通じて心を育まなくてはいけなのに、イライラしている大人を日々見ていたらどうなるでしょうか?
子供たちは不安になるでしょうし、おおらかに育ちませんよね。
保育士の人数
最近、保育園で子供が亡くなったというニュースがよく報道されます。
多くが無認可保育園で起きている事件のため、保育士が足りず、きちんと目をかけれないことが原因になっているように思います。
園児一人当たりの保育士が多い方が安心です。
認可保育園であればこの点は問題ないと思いますし、認可外保育園でも認可の基準を越えて保育士を配置しているところもあります。
ただ最近は、待機児童対策のため、国の基準よりも多く保育士を配置している園の中には、定員を増やす動きもあるようです。
なお、国が定める保育士の人数基準は以下の通りです。
- 0歳児 :保育士1人に子ども3人
- 1~2歳児 :保育士1人に子ども6人
- 3歳児 :保育士1人に子ども20人
- 4~5歳児 :保育士1人に子ども30人
場所
自宅から無理なく通えるかどうか、または入園に合わせて引っ越しても良いかを検討しましょう。
徒歩で通うことができない場合、自転車や自動車で送り迎えをすることになるかもしれません。
自転車の場合は、お迎えまで置いておけるか確認しましょう。
わが子の保育園は、自転車を置いておくことができません。
そのため、保育園まで自転車で送った後、駅前の駐輪場に置いている方もいます。
駐輪場も数に限りがありますので、空き状況に余裕があるのか、確認しておいた方が良いですね。
車での通園は、要注意な場合があります。
保育園建設に反対している住人が多いエリアの場合、車が停車することによる音や道がふさがれることなどでトラブルになるかもしれません。
最近では、車で通わない旨を誓約書として提出しないといけないケースもあります。
保育園の建物・設備
大規模な地震が来ても倒壊する可能性が低いかを確認しました。
建て替え時期に通園させることにならないかも知っておきたいですね。
その他は、年齢ごとに部屋が分かれているかは重要です。
認可外保育園の場合、仕切りが一切ないことも少なくありません。
年齢で分かれていない場合、大きい子が小さい子にぶつかったら危ないですよね。
仕切りがない場合、代わりにしっかり目が行き届く保育士の人数が確保できているかがポイントかと思います。
あとは、全体的に清潔感があるかチェックしましょう。
給食や栄養士の有無。食育など。
安全性への配慮と食育への取組が重要だと思います。
わが子が通う保育園では、給食は全て園内で作られていて、栄養士も常駐しています。
食材については、新鮮さはもちろん、放射能や農薬の心配がない食材を調達しています。
産地はすべて、毎日公表されていますし、お迎えの時にケースに入ったその日の給食を見ることができます。
その月の献立はすでに決まっていますが、可能な限り個別対応もしてもらえます。
特に食物アレルギーへの対応は重要ですね。
うちの子は今のところアレルギーは無いようですが、入園時の面談の際に、栄養士と話す機会があり、すごく気にかけてくれます。
他には、日本の郷土料理、世界の料理で出ます。
誕生月の子供たちがおやつを作ったりもします。
園庭の有無・広さ
出来れば園庭があると良いですね。
元気一杯に園庭で遊んでる子供を見てると、すごく楽しそうで、嬉しくなります。
園庭が無い場合、どの程度の頻度で、どのルートで、どの公園に行くのか確認しましょう。
特に車道や歩道の状況は重要です。
1歳児くらいまでは、外出時にカートに乗るので安全ですが、ある程度大きくなると自分で歩いて行きます。
保育士が付き添っているとはいえ、子供は急に車道にはみ出る可能性があるので、交通量が多い地域だと少し心配です。
年間の活動予定
年間を通じて、子供たちが楽しめる予定があると良いですね。
僕の子供が通う保育園では、近場の遠足、少し遠出の遠足、夕涼み会、お遊戯会、運動会、保育参加などがあります。
親の視点では、それらの活動がいつ行われるかは重要です。
僕の子供の園では、遠足と保育参加以外は、土曜日か日曜日に行われます。
参加させてあげられそうか、チェックした方が良いです。
兄弟同時に保育園の申込みをする場合は、別々の保育園に通うことになるかもしれません。
出来れば、複数の申込み先の保育園で、活動予定が重ならないようにしたいところです。
そのほかには、行事とは言わないかもしれないですが、夏はプールがあります。
予想以上に子供たちに人気があり、うちの子供も大好きです。
プールがある保育園はお勧めです。
布団シーツの取り扱い
布団シーツについては、用意してくれる園もあれば、自分で持って行く必要がある園があります。
わが子の園では、全て用意してくれます。
何日かに1回は持ち帰って、洗濯をし、さらにシーツを掛けるところまでやらないといけない園もありますね。
朝は着替えやオムツなどを所定の場所に置かないといけません。
それだけでも少し面倒なのに、それに加えてシーツ掛けをするとなると、結構しんどいと思います。
オムツの取り扱い
わが子の保育園は、0歳児のはじめは布おむつ、その後紙おむつとなります。
布おむつは全て園が準備し、洗濯までしてもらえます。
紙おむつは自分で持っていく必要がありますが、使用済みのものは園で処分してくれます。
使用済み紙おむつについては、持ち帰らないといけない園もあります。
出来れば持ち帰りたくないですよね・・・。
また、オムツを置いておくのにも、買った袋ごと置いておける園と所定の個数を毎日補充しないといけない園があります。
わが子の保育園は、所定の個数を補充しなくてはいけないのですが、たまに忘れることがありました・・・。
出来れば袋ごと置ける方が良いです。
保育料
認可保育園の場合は選択の余地はありません。住民税(≒世帯所得)で決まります。
子供の年齢が上がるほど、保育料は安くなります。
更に、僕の自治体では二人目の子供は半額になります。
認可外保育園の場合は、結構幅があります。
僕が見たところですと、ひと月でおよそ10万~15万円くらいでした。
認可と同じように、年齢が上がると多少は安すくなる園もありますが、認可ほどは安くなりません。
まとめ
子供の成長や命にかかわる点は最優先で確認したいですね。
希望する園全ては難しいかもしれませんが、できる範囲で見学した方が良いと思います。
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