The 3rd Eye ChakraのThe Field Bag#001をレビュー|大容量で機能的な一眼レフカメラバッグ

The Field Bag#001 カメラ・写真

The 3rd Eye ChakraのThe Field Bag#001をレビューします。

少し変わったデザインですが、結構たくさん機材を入れられて、使い勝手が良いです。

この記事では、The 3rd Eye Chakraのコンセプト、The Field Bag#001の仕様や使っていて感じる点などを紹介します。

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The 3rd Eye Chakraとは

The 3rd Eye Chakraは、フォトグラファーの門谷優氏が立ち上げたカメラバッグのブランドです。同氏は、山岳地帯などの辺境地で活動されている方です。

The 3rd Eye Chakraの製品は、全て「メイド イン ネパール」です。ネパール製って、珍しいですよね。製品は現地の人による手作りです。

なぜネパールなのか?

同氏はネパールを訪れて、現地の人々が貧困に直面していることを目の当たりにしました。

そして、雇用の創出や産業の育成を通じて、社会貢献もできるビジネスを目指した結果、現地の工房で製品を作り出すことしました。

当然、教育をしなければしっかりとした製品を作れないわけですが、3年間の訓練や製品のテストを繰り返し、商品化に成功しました。

The Field Bag#001とは

The Field Bag#001は、The 3rd Eye Chakraブランドの一つの製品という位置づけです。

「カメラバッグ」ではなく、「フィールドバッグ」と名付けています。これは、門谷氏がカメラバッグに見えないということを志向していたためです。

利用シーンについても、辺境地だけではなく、都市部で利用することも想定されています。

The 3rd Eye Chakra「The Field Bag#001」仕様

このカメラバッグは4カラー、3サイズで販売されています。素材もかなりしっかりしていて、安心してカメラを収納できます。

カラーバリエーション

color variations出所:The 3rd Eye Chakra ホームページ

ネイビー、グリーン、ブルー、ゴールドの4色です。どれも良い色ですね。

ネイビーだと使いやすいですし、その他の色だとおしゃれ感が増す気がします。迷いましたが、僕はネイビーにしました。

パソコンやスマホのモニターによって色の見え方が違うかもしれませんが、The Field Bag#001のネイビーはブラックと考えてください。

どんなものであっても、濃いネイビーって、ブラックに近いですよね?ぱっと見はブラックに見えても、よく見ると「確かにネイビーだね」っていうことがあると思います。

でも、The Field Bag#001については、ブラックに見えます。

サイズ・重さ

高さ 奥行 重さ
Small 42cm 23cm 20cm 1.54kg
Midium 42cm 30cm 22cm 1.66kg
Large 48cm 30cm 22cm 1.8kg

Small、Midium、Largeの3サイズありますが、僕はsmallにしました。

メーカーから公表されている各サイズの収納例は以下の通りです。

  • Small
    中型~大型一眼レフとプロ用ズームレンズ類+15in程度のPC+着替えや防寒具等の装備
  • Midium
    中型~大型一眼レフとプロ用ズームレンズ類+15in程度のPC+着替えや防寒具等の装備
  • Large
    更にヘビーデューティーな装備に対応
参考記事

キヤノン 主要カメラ・レンズなどのサイズ一覧から、保有する機材が入るかどうか、余裕はどれくらいあるか確認できます。

素材

The Field Bag#001の素材は、Beattex(ビートテックス)、ラバーコートナイロン、EVA衝撃緩衝材です。

外側はBeattexという素材が使われています。

beattex

出所: シンコー株式会社 ホームページ
(同社がBeattexを製造)

これは、タイヤを構成する「タイヤコード」という素材を発展させた強靭ナイロン織物というものです。触った感触も、かなり丈夫に感じます。

内側はラバーコートナイロンという、耐久性と防水性を持った素材です。ラバーといっても、ゴムっぽさや、ベタつきは一切ありません。(水を直接かけたことはないですが、完全防水ではないそうです)

これらの間にEVA衝撃緩衝材が入っています。割と固めな素材です。

The 3rd Eye Chakra「The Field Bag#001」レビュー

実際に僕が使用した感想を紹介します。

収納力

bag inside
長いレンズは立てたままでも入れられます。この画像の状態で、入っている機材は以下の3点です。
・EOS 5D MarkⅣ
・EF50mm F1.2L USM(フード付き)
・EF70-200mm F2.8L IS II USM(フード裏返し)

キヤノンやニコンのフラッグシップ機も楽々収納できそうです。

上記3点に加えて、EOS M6と小さい三脚を入れることもありますが、それでも余裕があります。

bag inside 2

EF70-200mm F2.8L IS II USMを横にした場合です。


空っぽの状態です。仕切りが3つあり、取り外しが可能です。


画像上部の大きなポケットには、ipadや薄型ノートパソコンも入ります。

outside pocket 1
バッグのロールトップ(後述)を閉じた時の上にあるポケット。仕切られています。僕は財布を入れています。

outside pocket 2
バッグ表側の側面にあるポケット。こちらも仕切られています。

outside pocket 3
ロールトップを開いた時に外側の側面にあるポケット。

outside pocket 4
内側(背中に接する面)の側面のポケット。

The Field Bag#001にはポケットがたくさんあるので、便利です。ポケットのスペースも広めで、位置も使いやすい場所にあります。

移動中などのカメラを使わない時に、いちいちバッグを開閉する必要はありません。

機材を入れすぎなければ、着替えも入れられますので、1泊2日程度の宿泊では割と余裕です。

僕は一度に多くのカメラ機材を持ち運ぶことは滅多にないですし、普段使いがしたかったので、大きさはsmallで正解でした。

実物を見た時は、記載のサイズよりは少し大きく感じました。

使いやすさ

bag open

バッグが空いている状態。

The Field Bag#001
くるくる巻くと、バッグが閉じます。このロールトップ構造が良いんです。

チャックだと開閉時にモノが挟まることがありますし、マジックテープだとビリビリうるさい。ビリビリなると、小さい子供が起きてしまうんです・・・。

ロールトップを開くと、縦に長くなり、まるで壁のようになっています。これによって、機材の落下を防げますし、レンズ交換もバッグの中でできるので安心です。

カメラを2台持って行く時も、バッグを開けたままカメラを持ち替えることができます。

僕は、5D MarkⅣをメインとして、M6も一緒に持って行くことがあります。その場合、M6を数ショット使いたい時などに、ササッと持ち替えて、またすぐに戻します。(レンズを積極的に複数持ち出さないため)

バッグの開閉は、最初は少し手間取りましたが、すぐに慣れます。むしろ、これまで見たことない形なので、珍しいですし、見た目が気に入っています。

カメラの出し入れをしそうな時は、ゆるめに閉めています。トップを巻くことで隙間が無くなっているので、ゆるめに閉めても中身が落ちる心配はないです。

逆に、しっか絞めるほど多少開閉が面倒になるので、撮影中はゆるめに閉める方がおすすめです。

bag opened
サイドのつまみ部分を引き上げると開く。

bag closed
ひも部分を引っ張ると閉じます。これが左右にあります。

ベルトの肩にあたる部分とカバンの背面はクッション性がある素材でできています。

belt
belt zooming in
ゴツゴツすることもないですし、フィット感があるために、バッグがぶらぶら揺れなくて、歩きやすいです。

斜め掛けする際には太いベルトを使います。右掛け、左掛けの変更もできます。細いベルトはリュックのように背負う時に使います。

ベルトの長さ調整は、バッグを斜め掛けしたまま、簡単にできます。

belt attached
紐を引っ張ると締め付けが強くなり、つまみを引っ張りながらおろすと緩くなります。かなり機動的に、スムーズに動かせます。歩きながらでも動かしやすいです。

そのため、カメラを出したり、財布を出したり、簡単に目的のアクションができます。

耐久性・防水性

カメラを入れたまま、何度か壁の角とかにぶつかったことがありますが、しっかり衝撃を吸収してくれます。

緩衝材は、衝撃から守る目的をしっかり果たしながらも、厚みを最小限にしているため、収納力と衝撃耐性の両方を向上させています。

バッグの開閉部がロールトップになっていることから、巻いて閉めておけば、上からの衝撃にも耐えられます。

飛行機に乗った際には、前の座席の下にこのバックを入れ、靴を脱いで足置きにしています。

雨に降られても、バッグ内部が湿ってしまうこともありません。完全防水ではないようですが、水からもしっかり保護できます。

造り

ネパールの方々が作る製品が、しっかりした造りなのかどうなのか。全く気にしなかったかというと嘘になります。

いい加減だったら、裁縫とかで気になるところが絶対あると思うんです。はがれだったり、ほつれだったり。

でも、心配無用でした。すごくしっかりした造りです。

まとめ

The 3rd Eye Chakra「The Field Bag#001」の良いところをまとめると、以下の通りです。

  • 見た目がかっこよい
  • 唯一無二のデザイン
  • 外側と内側の生地がしっかりしていて丈夫
  • 緩衝材は薄目でありながら、機材をしっかり保護
  • 収納力が高く、モノの出し入れが楽
  • 肩掛け、または背負った時のフィット感が良く、痛くない
  • 使う場所を選ばない(街中から辺境地まで)

ミラーレスカメラを入れるにしては、smallでも少し大きいかもしれません。でも、複数のカメラや交換レンズを持ち歩く場合は、ミラーレスカメラユーザーにもぴったりです。

カメラやレンズを入れないで、旅行用や登山用としても十分使えます。

良いバッグであることと同時に、ほんの少しでも国際社会へ貢献ができる。The 3rd Eye Chakraは出来てまだ新しいですが、すごく良いブランドだと思います。

The Field Bag#001は品切れになると、次に入荷するまで時間がかかります。僕が最初に購入しようとした時、Smallのネイビーは品切れでした。

実際に購入できたのは1カ月程度後です。その後、またすぐに売り切れていました。

ネイビーのSサイズは特に人気のようです。他のサイズ・色も売り切れになることがあります。

工房でハンドメイドしているため、毎月決まった数量だけ販売されます。気に入った場合は、すぐに予約購入することをおすすめします。amazonで予約や購入ができます。

 

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