Acru(アクリュ)の カメラバッグ 「ミニボノ」 レビュー|おしゃれ度重視ならこれ!

acru-mini-bono-001 カメラ・写真

Acru(アクリュ)の カメラバッグ 「ミニボノ」を使いはじめて、約2年が経ちました。最初はとにかくデザインに惹かれて購入したのですが、使い勝手も良いです。(一つの欠点を除く)

なかなか理想のカメラバッグが見つからない人、カッコよいと思うデザインのバッグに出会えない人におすすめです。

この記事では、Acru(アクリュ)のミニボノに関するレビューを中心に、ミニボノを選んだ理由、ミニボノの欠点、お手入れ方法などを紹介します。

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Acru(アクリュ)とは

Acru(アクリュ)は、卉奏(きそう)というお店のブランドの一つです。

Acru(アクリュ)には、カメラバッグ、カメラストラップ、カメラ小物など、カメラ関連が多く揃えられています。

受注生産であり、注文後に1点1点職人が手仕事で作り上げていきます。(在庫がある場合は、スムーズに発送してもらえるようです)

カメラバッグ 「ボノ」と「ミニボノ」の概要

ボノとミニボノは、Acru(アクリュ)の商品にラインナップされているカメラバッグの一つです。両方ともデザインは同じですが、大きさが異なります。僕が購入したのはミニボノです。

ボノ(Bono)は、イタリア語で「郵便配達員のカバン」という意味のborsa di un postinoから取った名前らしいです。

素材は、主に馬革、牛側で作られています。

Acru(アクリュ)の「ミニボノ」を選んだ理由

すばり、デザインです。はじめてボノやミニボノを見た時、ピンときました。

ミニボノはカメラバックに見えない、おしゃれなところが良いですね。カジュアルな服装はもちろん、ジャケットにも合います。

野良っぽさがないので、ちょっとお洒落な街にも持っていけます。例えば、ミニボノを背負って、丸ノ内辺りに行っても、周囲の人に溶け込めると思います。

更に調べてみると、革素材なのに、しっかりクッションも入っている。

おしゃれなだけでなく、カメラなどの機材もしっかり守れると考え、ミニボノを購入しました。

ボノではなく、ミニボノを購入した理由は、子供や家族を撮影する程度の機材しか持ち出さないためです。

Acru(アクリュ)ミニボノのレビュー

実際にミニボノを使って、感じたことなどをレビューします。

収納力

機材はもちろん、小物を入れるポケットもあるので、普段使いで収納に困ることはないです。ボノではなく、ミニボノの収納力で十分でした。

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僕は以下の機材やモノを入れています。

■内部

  • EOS 5D MarkⅣ
  • EF35mm F1.4L II USM
  • EOS M6
  • EF-M22mm F2 STM
  • 三脚(ゴリラポット)

※カメラとレンズは装着したまま収納
※EF35mm F1.4L II USMのフードは付けっぱなし

■外ポケット

  • 財布
  • ポケットティッシュ
  • 定期入れ

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この画像は、上記の機材やモノのうち、三脚以外を入れた状態。仕切りの設置場所は変更可能。仕切りは、無料で1つだけ付いてきます。

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この画像は、一番上に三脚を入れて、全ての機材やモノを入れた状態。これだけ入れて、ミニボノの内側はちょうど一杯に。キツキツではなく、適度な余裕があります。

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カメラの背面液晶とミニボノの底面が接するように収納した場合です。この写真はレンズフードを外した状態にしています。

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横から見た状態です。レンズ先端が開口部を飛び越えることなく、ちょうど良く収まっていますね。

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EF70-200mm F2.8L IS II USMなどの大型レンズは、立てて収納すると少しはみ出ます。閉めようと思えば蓋は閉まりますが、横にして入れた方がしっくりきます。

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ミニボノの横幅とEF70-200mm F2.8L IS II USMの長さを比べたものです。横にすれば、余裕で入ります。

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外ポケットから財布を抜いた状態で、横からみた画像です。

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こちらは、外側のポケットに財布を入れて、横からみた画像です。少しふくらんで見えます。

写真を見比べると一目でふくらみが分かりますが、普通に使っている分には、ふくらみの違和感はないです。外側のポケットも積極的に使えます。

サイドには小さなポケットがあります。レンズキャップ程度は入ります。

使い勝手(機材やモノの出し入れ)

はじめてネットでミニボノを見かけた時、フタを開きにくいのかと思ったんです。

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ベルトがありますが、いちいち金具をベルトの穴から抜いたり・通したりする必要があるのかと。

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ところが、心配無用でした。丸い金属部分はボタンなっていて、外せます。だから、フタの開閉はスムーズです。

ベルトは3段階に調節できますが、僕は真ん中にしています。

フタの開閉はスムーズですが、機材を仕舞う時に、少し入れにくさを感じます。

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入れにくさの理由は、カバンの形が台形になっているためです。ミニボノは底面から上の開口部にかけて、間口が狭くなっていきます。

そのため、レンズ付きのカメラを収納しようとすると、開口部に少し引っ掛かります。僕は、カメラを持っていない方の手で開口部を押さえながら、機材を仕舞っています。

僕はストレスに感じるレベルではないですが、頻繁に出し入れする人にとっては、面倒かもしれません。

カメラの背面液晶とミニボノの底面が接するように仕舞う場合(カメラのレンズが上を向く場合)、出し入れするのは結構面倒です。

カメラにレンズを装着したまま、横にして入れることをおすすめします。

衝撃耐性

側面、底面ともに、クッションが入っているため、バッグの中の機材をしっかり保護できます。見ただけではクッションが入っていることは分からないです。

フタの部分にはクッションが入っていません。でも、しっかりした革なので、フタの部分に多少何かがぶつかっても、問題ないレベルです。

ポケット部分にもクッションが入っているので、小さい精密機器を入れても安心です。僕は外側のポケットにスマホを入れることがあります。

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ミニボノの底面(外側)にはビスがついています。置く時のショックが和らぎます。あと、直接革にモノが当たりにくいので、傷が付きにくいです。

背負い心地

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背負うためのベルトについては、体に接する面にクッションが入っています。そのため、肩や胸回りは痛くありません。

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バッグの後ろの面には革が縫ってあり、多少出っぱっていますが、背負った時に引っ掛かる感じは一切ないです。

素材

素材の革は、適度な厚み、コシがあります。体に馴染んで、背中に当たる部分の革は曲がりますが、型崩れする様子は一切ないです。

色は均一ではなく、多少ムラがありますが、むしろ味わいがあって良いです。

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ボタンをはじめとした、金属部分はつや消しのタイプです。僕はこのマットな感じが落ち着いていて、カッコ良いと思います。ボタンを拡大するとアクリュの刻印があります。

ゴミ除け、雨除け

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開口部の左右には、雨やゴミなどがバッグ内部に侵入しないよう、革が張ってあります。僕は、カバンの中から小さいモノを落とさずに済む点が良いと思います。

ミニボノの欠点

ミニボノを使っていて、1つだけ欠点があります。それは、水分が付くと色落ちすることです。染めた革なので仕方がないとは思いますが・・・。

夏に白いシャツを着て、ミニボノを背負っていたら、いつの間にかベルトが密着していた箇所が茶色に…。

雨や汗で洋服が濡れそうな時は、注意が必要です。濡れていなければ、白い服に色が付くことはないです。

ちなみに、色がついた服は、手洗いしたらきれいになりました。もし、洋服に色移りしたら、その日のうちに洗う方が良いでしょう。

ミニボノのお手入れ方法

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ミニボノのお手入れとしては、たまにラナパーを塗っています。ラナパーは、革製品のメンテナンス剤です。

天然由来の製品で、化粧品としての基準をクリアした原料以外は使われていません。

僕はミニボノを購入するまで、ラナパーの存在を知りませんでしたが、1988年にドイツで生まれてから、35ヶ国以上で使われているそうです。

メンテナンス品としては、有名なのかもしれません。Amazonでの評価も高いです。

ミニボノにラナパーを塗ると、革の色が少し濃くなります。最初は目立たない部分に少量を試し塗りすることをおすすめします。

革につやがでて、良い感じです。多少のキズは、ラナパーを塗りながら磨くと、馴染んでわからなくなりますよ。水滴がついても、しみ込みにくくなるメリットもあります。

まとめ

ミニボノは革で出来ているため、使っているうちにだいぶ体に馴染んできました。

今後も徐々に経年劣化することで、もっと味わいが出るのを楽しみながら使っていきたいです。

ミニボノはAcru(アクリュ)のオンラインショップで購入できます。気になった方はのぞいてみてください。

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