世界初のエシレバター専門店『エシレ・メゾン デュ ブール』(丸の内)では、エシレバターをふんだんに使ったお菓子を購入できます。
エシレ丸の内の商品で僕が食べた中では、ずばり『フィナンシェ・エシレ』をおすすめします。お土産に良し、自分で食べるも良しです。
有名な一番人気は『ガトーエシレナチュール』というバターケーキですが、開店前から行列に並ばないと手に入らないそうで、僕は食べたことがありません。
いくら美味しくても、そこまで苦労したくないですよね?
『フィナンシェ・エシレ』は行列なしで買えます。そして、味も最高なのでおすすめです。
この記事では、エシレバターや『エシレ・メゾン デュ ブール』(丸の内)の行列・混雑状況、『フィナンシェ・エシレ』をお土産におすすめする理由などを紹介します。
フィナンシェ以外にも、実際に食べたことがある商品を画像付きで紹介します。
エシレ バターとは
エシレバターは、フランスのエシレ村で作られている発酵バターです。ただの発酵バターではなく、ヨーロッパの共通規格であるAOP認証を受けています。
AOP認証は、製造地域、原料、製造方法など、様々な規定を満たしたものにだけ与えられる認証です。認証によって、農産品の保護や品質保証をしています。
AOP認証を受けているエシレバターは、EUのお墨付きということですね。
『エシレ・メゾン デュ ブール』(東京・丸の内)
エシレ ・メゾン デュ ブールは、世界初のエシレバター専門店です。東京・丸の内のブリックスクエアにあります。
外観はおしゃれですが、こじんまりした印象。間口も店内も広くないです。15人くらい入ると一杯になりそう。
店を入った瞬間、バターの良い香りが漂っています。食欲をかきたてられます。
ショーケースの前で欲しい数量を伝えると、袋に詰めてくれます。
『エシレ・メゾン デュ ブール』行列・混雑状況
僕がフィナンシェを買いに行くのは、平日14時から17時の間です。この時間帯はあまりお客さんがいません。いても、2~3組程度です。
平日11時50分くらいに行った時は、上の画像のように行列が出来ていました。外に5人くらいいました。
思ったよりも行列の進み方は遅かったです。というのも、1人で大量に商品を買う方がいるためです。
僕の前にいた方は、フィナンシェやマドレーヌを十数箱買っていました。その都度箱に詰めるので、時間がかかります。
大量に買う人がいても、『フィナンシェ・エシレ』は、午後に行っても十分な個数が売られていますので安心です。
『フィナンシェ・エシレ』 レビュー
1個324円(税込)です。お菓子にしてはかなり高価。
見た目はよくありそうなフィナンシェの形状で、特筆すべき点はないです。
ポイントは香りと味。
お店に入った時と同様に、袋を開けるとエシレバターの良い香りがします。こんなに美味しそうな香りがする焼き菓子、食べたことありません。
いざ食べてみると、口の中もエシレバターの風味でいっぱい。
フィナンシェの角は少しカリっとします。角は焼かれて少し黒っぽいですが、焦げたような味は一切しません。
フィナンシェの中心部分は、しっとり。パサつくことは一切ないです。エシレバターが染み込んでいるのが分かります。
バターの味だけでなく、アーモンドの風味がします。アーモンドの粒感や歯ざわりはないです。
エシレバターを使ったフィナンシェは、濃厚な味で、食べ終わった後も口の中に余韻があります。
フィナンシェが入った袋の表面には、「フィナンシェ、マドレーヌのお召し上がり方」と書いたカードが付いています。
そのカードには、以下のことが書かれています。
フィナンシェ、マドレーヌは、焼き立ての当日は外側カリッと、内側ふんわり。2日目、3日目になるとなじんで、全体がしっとりしてきます。
アルミホイルにゆるやかに包んでオーブントースターで少々温めていただくと、焼き立ての香ばしさやカリッと感がもどります。
ぜひお試しくださいませ。
僕は、購入当日(1日目)、2日目、3日目の3パターンで食べました。食べるおすすめのタイミングは、断然購入当日(1日目)です。
オーブントースターの性能によるかもしれませんが、2日目と3日目に、1日目の食感は出せませんでした。
『フィナンシェ・エシレ』が東京のお土産におすすめな理由
お店に確認したところ、エシレ・メゾン デュ ブール(丸の内)とエシレ・マルシェ オ ブール(大阪・阪急うめだ)では、扱っている商品が違うとのこと。
商品の約9割は、どちらか一方の店舗にしかありません。フィナンシェとマドレーヌは、エシレ・メゾン デュ ブール(丸の内)でのみ購入可能です。
エシレの通販サイトを探してみましたが、商品数が少なく、フィナンシェやマドレーヌは扱っていないようです。
つまり、エシレ・メゾン デュ ブール(丸の内)の『フィナンシェ・エシレ』は、
- 東京・丸の内でしか買うことができなくて
- 他にはない美味しさで
- 午後なら並ばずに、すぐ購入できる
ので、東京土産にうってつけです。
お土産としての難点は、賞味期限が3日間であること。そのため、購入してから出来るだけ早く渡す必要があります。
逆に言えば、なかなか食べられないという特別感もあります。
こんな手提げ袋入れてくれます。さわやかなブルーがオシャレですね。上の画像は同じ袋で、片面ごとにデザインが違います。
ちなみに、紙袋ではなく、ビニール袋の時もあります。
あくまでも僕の予想ですが、購入金額により紙袋かビニール袋かに分けられている気がします。
僕の経験則では、3000円分くらい購入する時は紙袋ですが、1000円台だとビニール袋になりました。よって、3000円がボーダーラインかと予想。
断然、紙袋の方がおしゃれです。どうしても紙袋が良い人は、購入前に確認した方が良いです。
フィナンシェやマドレーヌを入れてくれる紙袋です。この小さな紙袋を、上で紹介した紙袋またはビニール袋に入れてくれます。
フィナンシェやマドレーヌは、箱入り(5個または10個)にもできます。どちらをいくつにするか、組み合わせは自由です。
誰かにあげる場合は、箱入りがおすすめです。
他に実食したエシレ商品
フィナンシェが僕のイチオシですが、その他に実際に僕が食べた商品も紹介します。
おすすめの商品、おすすめしない商品の両方あります。
マドレーヌ・エシレ
僕はフィナンシェの方が好きですが、マドレーヌも美味しいので、おすすめできます。
フィナンシェの方がバターの風味が濃厚で、カリッと感が強いです。一方、マドレーヌの方が少しフルーティーです。
初めて購入する時は、フィナンシェと一緒に買ってみるのもありです。1個324円(税込)です。
クロワッサン・エシレ
クロワッサンは3種類あります。
- クロワッサン・エシレ トラディシオン 1個367円(税込)
- クロワッサン・エシレ 50%ブール(無塩タイプ)1個454円(税込)
- 同上(有塩タイプ)1個454円(税込)
僕が食べたのは50%ブール(無塩タイプ)です。トラディシオンよりもバターがたくさん使われています。
50%ブールは2種類ありますが、バター本来の味を感じたいと考え、無塩タイプを購入。
表面がパリッパリ。噛むとバターが染み出てきます。風味も良くて、美味しいです。
クロワッサン・エシレはおすすめできます。
ただ、日中に買って、夜8時くらいに食べた時は、パリパリ感がありませんでした。
そのため、購入後、すぐに食べる方が僕は好きです。お土産には、ちょっと向かない気がします。
また、手に着くバターの量がすごく、ベタベタになります。ウェットティッシュを用意しておくことをおすすめします。
サブレ・エシレ
サブレと言えば、個人的には鳩サブレが王道なので、これと比較して説明します。
サブレ・エシレの方が、鳩サブレよりはサクッと感が強いです。
肝心の味については、美味しいのですが、そこまで感動はないです。
説明書には、賞味期限に関わらず早めに食べるよう書いてありますが、僕は3日くらいかけて食べきりました。
フィナンシェやマドレーヌと比べ、時間経過による味、風味、食感の違いは感じませんでした。
12枚入りで3,240円(税込)です。コスパ(金額に対する美味しい度)はあまり良くないので、自分で食べるのにはお勧めしません。
でも、缶がおしゃれなので、お土産には良いと思います。
ガレット・エシレ
サブレ・エシレと同じ大きさの缶に入っています。ガレット・エシレは青い缶です。
ガレット・エシレは縦に入っています。
形は円形。厚みがあります。
ザクザクしているのかと思いましたが、サクサクしています。結構香ばしい風味がします。
僕は、サブレ・エシレより、ガレット・エシレの方が好きです。値段はサブレと同じ12枚入りで3,240円(税込)。
美味しいですが、フィナンシェほどは感動はありませんでした。サブレ・エシレ同様に、自分で食べるのにはコスパは良くないですが、お土産にはありだと思います。
5日間かけて食べましたが、時間経過による味などの変化はありませんでした。
ギモーヴ・オ・ブール(マシュマロ)
食感はマシュマロと言うよりは、わらび餅の方が近いと感じました。
味はバターあめみたい。悪くはないですが、特に感動はなかったです。
マシュマロについては、当日と翌日の二日間で食べきりました。サブレ同様に、時間経過による味、風味、食感の違いは感じませんでした。
値段は18個で1,350円(税込)です。自分で食べるのにも、お土産にもおすすめしません。
エシレバター
エシレバターは、丸の内のエシレ店舗で売っていますが、他のお店でも買えます。
僕は、成城石井(都内のスーパー)で買いました。ネットでも買えます。
バターだけで食べてみると、少しヨーグルトっぽい風味がして、さっぱり目に感じます。
ところが、トーストに塗って食べると、芳醇さを感じます。
エシレバターはたっぷり塗るのがおすすめ。両面焼いてから、片面にエシレバターを置く。
ひたひたになるくらい塗ります。
そして、また焼く。上の写真のパンの左上あたりを見ると、エシレバターがグツグツ煮える感じ。
外はサクサク、中はエシレバターが染みている状態が美味しいです。
トーストが好きな人はぜひ試してみてください。おすすめです。要冷蔵なので、お土産にはしにくいですね。
商品の売り切れ状況
まず、一番人気の『ガトーエシレナチュール』については、僕は見たことがありません。開店前から並ばないと購入できないと思われます。
なぜかネットで売っているようですが、値段が高すぎて怪しいです。
『クロワッサン・エシレ』については、午後に購入出来る時もありましたが、売り切れていることも多々あります。
『サブレ・エシレ』と『ガレット・エシレ』については、午前中売り切れていることもあれば、午後見かけたこともあります。僕が『サブレ・エシレ』を購入した時は午後でした。
今のところ、フィナンシェ、マドレーヌ、ギモーヴ・オ・ブール(マシュマロ)については、午後に行って売り切れだったことはありません。
所在地・アクセス
エシレ丸の内の所在地、おすすめルート、注意点を紹介します。
エシレ丸の内 所在地
〒100-6901 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
営業時間:10:00~20:00(無休)
TEL&FAX:03-6269-9840
クレジットカード:利用可
電子マネー:利用不可
最寄駅:
二重橋前(東京メトロ千代田線)
東京駅(東京メトロ丸ノ内線、JR)
お店を出て右に進むと、休憩できる広場があります。僕はここで購入したフィナンシェを食べたりします。
丸の内ブリックスクエアのB1Fにスタバがありますので、テイクアウトしたコーヒーを飲みながら、広場でエシレ商品を食べるのもおすすめです。
ブリックスクエアの3Fには授乳室やオムツ交換台があるので、小さい子供連れでも安心です。
おすすめルート①:東京駅からエシレ丸の内まで
東京駅(東京メトロ丸ノ内線、JR:丸の内地下南口)からエシレ丸の内へ行くには、地下通路を利用すると便利です。
地下通路に直結している建物入口には「丸の内パークビルディング」と書かれています。その入口から入り、1Fで外に出れば、目の前にエシレ丸の内があります。
エシレのお店に入る直前、数秒間は屋根のないところを歩きますが、土砂降りでない限り、傘いらずで行けます。
地下通路を利用して最短距離で行こうとすると、途中で階段があります。ベビーカーがあるなど、階段の利用が難しい場合は、KITTEのエレベーターを経由すれば、階段を回避できます。
おすすめルート②:二重橋前駅からエシレ丸の内まで
二重橋前(東京メトロ千代田線)からエシレ丸の内へ行くには、明治安田生命ビルを抜けて行くのがおすすめです。
改札を出て、明治安田生命ビルの1Fへ行きます。そこから、丸の内仲通り方面へ向かって外に出れば、一つ道を挟んだ向かい側にエシレ丸の内があります。
このルートでも、数秒間屋根がない場所を通りますが、雨が降っても傘無しで問題ないことが多いです。
また、二重橋前駅からも、エレベーターだけで地上に出られるため、ベビーカーなどでも行けます。明治安田生命ビルのエレベーターを利用すると便利です。
アクセス時の注意点
丸の内ブリックスクエアは、建物名ではないです。丸の内パークビルディングの商業フロア、その周辺の建物や広場の総称が丸の内ブリックスクエアです。
もし、街中にある地図や案内板に、丸の内ブリックスクエアと書いていなくても、丸の内パークビルディングを目指せばたどり着けます。
まとめ
こんなに美味しいお菓子は、久しぶりです。
フィナンシェ1つで324円(消費税込)というのは、高いですが、値段に見合った価値があります。
自分で食べるのはもちろん、誰かにあげたらきっと喜ばれるはず。
僕は丸の内に行く際に、時間が許す限りは『フィナンシェ・エシレ』を買いに行きます。
僕の場合は、自分と妻に買っていきます。家族へのちょっとしたお土産にもおすすめです。
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