ピークデザイン(peak design)のエブリデイ スリング 5L(everyday sling 5L)を購入しました。
この記事では、画像付きでエブリデイ スリング 5Lのレビューを紹介します。
おまけとして、エブリデイ スリング 5Lを見つける前に、気になったカメラバッグも紹介します。
僕が実際に使っているカメラバッグについて、カメラバッグ3点 レビュー まとめ|デザイン性、機能性ともにおすすめの逸品で紹介しています。
エブリデイ スリング 5Lはこんな人におすすめ
エブリデイ スリング 5Lの購入に至るまで、以下のポイントでカメラバッグを探しました。
- 子供と一緒に近所の公園にぶらっと行く時に持ち出しやすい
- 荷物を最小にしてお出かけがしたい(でも、カメラは必須)
- 「いかにもカメラバッグ」みたいのは嫌
- ミラーレスカメラ用に使いやすい。あわよくば、フルサイズも入れられる
すでに持っていた2つのカメラバッグは、僕の中では中サイズと大サイズという位置づけ。その2つは気に入っていて、今も現役ですが、もっと身軽に使えるカメラバッグが欲しかったのです。
コンパクトで、カメラバッグには見えないカッコよいデザインを探していたら、ピークデザイン(peak design)のエブリデイ スリング 5Lを発見!
レビューで詳しく触れますが、僕と同じような考えでカメラバッグを探している人にとって、エブリデイ スリング 5Lがぴったりです。
ピークデザインをお得に買いたい人、国内通販では入荷未定で買えない人は、ピークデザインを安く買う方法|ホームページ(海外ネット通販)からの購入がおすすめもご覧ください。
ピークデザインとは
エブリデイ スリング 5Lは、ピークデザインというメーカーの製品です。
ピークデザインは、カメラ関連製品のメーカー。
アメリカのクラウドファンディング「キックスターター」で資金調達して、カメラクリップという製品を作ったのがピークデザインのはじまりです。
カメラバッグはもちろん、ストラップなどのアクセサリーも扱っています。
僕はエブリデイ スリング 5Lを発見するまで、ピークデザインのことはあまり知りませんでしたが、かなり有名なようです。
エブリデイ スリング 5Lの仕様
ピークデザインが取り扱っているカメラバッグは、エブリデイ ライン(Everyday Line)と呼ばれ、バックパック、メッセンジャー、スリングなど、数タイプのバッグがあります。
エブリデイ スリング 5Lは、エブリデイ ラインの中で一番小さくて、軽いバッグです。
- 色 :ジェットブラック、アッシュ
- 容量:5L
- 外寸(cm):19 (高さ)x31(幅)x11 (奥行)
- タブレット収納部(cm):18.5(高さ) × 24(幅) × 1.5(奥行)
- 重量:500g
僕はアッシュを購入しました。ライトグレーと考えて問題ないです。
エブリデイ スリング 5L 使用レビュー
エブリデイ スリング 5Lを実際に使用して感じたことをレビューします。
収納力
購入前は、キヤノンのミラーレスカメラ EOS M6とEF-M 22mm F2 STM(装着した状態で)が入れば及第点と考えていました。
ところが、フルサイズカメラのEOS 5D MarkⅣも問題なく収納できました。
レンズのサイズは選びますが、標準の単焦点レンズやズームレンズならば、装着したまま収納可能。無理して入れている感じもありません。
まずは、空の状態で収納場所を紹介します。
ふたを開けた時の全体像。
メインの収納スペースの拡大。左右には小さいポケットあり。
この収納スペースに入れる仕切りが、2つ付属しています。
折れ目に沿って曲げることが可能。
好みの形状にして、設置することができます。
ふたの内側には、ファスナーつきのポケットがあります。そのポケットの中には、SDカード入れがあります。1枚ずつ入れられるよう、仕切られています。
背負った時の背中側にもポケットがあります。
四角い縫い目の裏にはマグネットが入っていますので、ピタっと留まります。
外側にも1つポケットがあります。結構きつめなので、ここにはあまりモノが入りません。スマホくらいなら収納可能。
そして、内側に機材を入れると・・・。
この画像は、5D MarkⅣにEF35mm F1.4L II USMを装着した状態で収納。レンズフードを付けっぱなしにしても、丁度おさまります。
キヤノン 主要カメラ・レンズなどのサイズ一覧から、保有する機材が入るかどうか、余裕はどれくらいあるか確認できます。
例えば、下記の荷物を全て入れることが可能。
- EOS 5D MarkⅣ
- EF35mm F1.4L II USM(カメラに装着)
- 財布(W11×D8.5×H2.5cm)
- スマホ
- キーケース
- 定期入れ
エブリデイ スリング 5Lは、近所の散歩だけでなく、フルサイズを持ってお出かけできるくらいの収納力があります。
財布が大きすぎると、入らないか、パツンパツンになるので要注意。上で紹介したサイズの財布なら問題ないです。
ちなみに、EOS M6とEF-M 22mm F2 STM(カメラに装着)を入れると、結構広いスペースができます。
機材の出し入れ
エブリデイ スリング 5Lの開口部は、スリングを肩に掛けた時に、体側から外側にふたが開くところがポイントです。
カメラバッグに限らず、肩から斜め掛けするバッグって、外側から体側に向かってふたを開けるものが多くないですか?
体側に向けてふたを開けると、バッグへの視線をふたが遮ったり、意図せずにふたが閉まったりと、邪魔になることがあります。エブリデイ スリング 5Lならば、使っていてわずらわしさがありません。
また、チャックのラインが外側に斜めに切り込まれているので、開口部がガバっと開きます。バッグを斜め掛けして、体の前面に持ってきたときに、機材の出し入れがスムーズです。
ベルトの長さ調節
ベルトの長さ調節は、かなりスムーズにできます。
この金具を上にひっぱると、ベルトが長くなります。
紐っぽいところを下に引っ張ると、短くなります。最初は、短くするのがうまくできませんでしたが、コツをつかめば問題ないです。
バッグを斜め掛けしたまま、簡単に、すぐにベルトの長さ調整が可能です。
さらに、ベルトの付け根部分で、長さを調整しておくことも可能。
長さを調整後、余ったベルトは、バッグの中に差し込めます。
購入時点では、肩に斜め掛けすると、左肩にパッドがきます。
でも、一度ベルトを完全にはずして、左右を入れ換えれば、右肩にパッドがあたるように変更もできます。
パッドは薄いです。そもそも、すごく重くなるほど機材を入れられないので、薄くてちょうどよいです。肩にかけていて、痛みなどはありません。
ウエストバッグとしての使用
エブリデイ スリング 5Lは、ベルトのフックの場所を替えることで、ウエストバッグにもなります。
最初はこのような状態。
肩のパッドには、左右に1つずつワッカが付いています。まず、フックを外す。
そして、もう一方の穴にフックを掛ければ、ウエストバッグが完成。
このワッカ。ゴムっぽい素材になっていて、硬くて丈夫です。ワッカ部分を支えながらつままなくても、曲がることがないので、フックを付けやすいです。
もし、このワッカが柔らかかったら、ワッカを通そうとしたらフニャっとなって、スムーズにいかなかったはずです。
肩に当たるパット部分は、バッグ内に収納性可能。僕は面倒なので、お腹に巻いています。
生地の固さ・衝撃耐性
生地はやや硬めです。そのため、バッグの形状が維持されます。バッグの中が空っぽでも、バッグ表面がよれたり、曲がることはありません。
緩衝材もやや硬めです。外部からの衝撃はしっかり押さえられます。
エブリデイ スリング 5L 利用シーン別 レビュー
エブリデイ スリング 5Lを使っていて、特に良かったと感じた場面を紹介します。
子供と公園に行く時
子供と公園に行く時は、常にカメラを持ち歩いています。遊びながら、子供を撮影したりもします。
でも、カメラを常に首からぶら下げているのは邪魔。かといって、バッグにしまって背負うと、取り出すときにバッグの位置を変えないといけないので、少し面倒。
そんな時、エブリデイ スリング 5Lをウエストバッグにして使っています。カメラを入れたバッグが腰(お腹あたり)にあれば、バッグのポジションを変える必要がありません。
チャックを開けて、カメラを取り出すだけ。ワンテンポ分、スムーズになります。
乗り物の乗降時、自ら走る時
バッグを背負って、ベルトを好みの長さにするまで、2秒くらいです。
電車やバスでイスに座る時なんかも、スルっとベルトを緩めて肩から降ろし、バッグを太もも辺りの好みのポジションに持ってきやすいです。
立ち上がって降車する時にも、すぐに体にフィットするようにベルトを締められます。
また、歩きながらでも、ベルトの長さ調節は簡単。走りたい時なども、手間なくベルトをきつくできるので、バッグが揺れて走りにくいということもありません。
フルサイズカメラで自撮りする時
平らな場所があることが前提ですが、エブリデイ スリング 5Lを座布団のようにして、上にカメラを置きやすいです。
例えば、屋外でカメラを置くのにちょうど良い高さのテーブルがあったとしましょう。そのテーブルに普通にカメラを置いて、問題なければそれでも構いません。
でも、撮影直前に水平やあおりの角度を微調整したいですよね。テーブルなどにおくと、レンズとテーブルの間に何かモノを挟んだりしないといけないので、面倒です。
エブリデイ スリング 5Lは、カメラを置ける程度の側面の広さがあります。そして、ほど良い硬さなので、カメラをバッグに乗せたあと、向きを微妙に調節することができます。
こうして、子供や家族と一緒に映った写真を撮ったりしています。
ただ、カメラとレンズにある程度の重さと面積が無いと安定しません。ミラーレスカメラと単焦点レンズの組み合わせだと、やりにくいです。
まとめ
エブリデイ スリング 5Lの良いところを簡潔にまとめると、以下の通りです。
- シンプルでクールなデザイン
- 軽くて小型なのに、フルサイズカメラまで収納可能
- 持ち運びや機材の出し入れが楽
- 子供とのお出かけの時にかさばらない
- ウエストバッグとして使用できる
エブリデイ スリング 5Lは、品切れの店も多いようですので、気に入ったら早めの購入をおすすめします。
おまけ:エブリデイ スリング 5L以外で候補になったカメラバッグ
エブリデイ スリング 5Lを発見する前は、『Endurance スリング カジュアル カメラバッグ』を検討していました。
ただ、どうしても自分が求めているサイズより大きかったので、購入には至りませんでした。
ちなみにサイズなどは以下の通りです。
- サイズ:約(W)22.5x(D)15.5x(H)43.5cm
- 容量:約9L
- 重量:750g
- カラー:グレー、ネイビ
Endurance スリング カジュアル カメラバッグも、使い勝手は良さそうです。エブリデイ スリング 5Lではちょっと小さいという人は、検討に値するのではないでしょうか。
コメント
初めまして!
エブリデイスリング5Lを購入検討中です。
最近富士フイルムのX-T20のレンズキットを購入し、変えのレンズなどはまだ持っていません。
カメラにレンズを付けた状態で収納して、他にも荷物が入る隙間はありますか?
参考にしたいです!
aguriさん、ブログを見てくださり、ありがとうございます。
富士フイルムは使用したことがないため、X-T20とXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの寸法をホームページで確認した上での回答となります。
財布やモバイルバッテリーは入ると思います。長財布は厳しいかもしれません。
また、これらの代わりに、あまり大きくない交換レンズを入れられるはずです。
ただ、上記はいずれも、レンズフードは付けない、または、反対側に向けるという前提です。
フードを付けると、もっと容量は減ります。