この記事では、エムピウのストラッチョに関するレビューをしています。
ストラッチョを良さそうだと思いながらも、以下のような心配はありませんか?
- 小銭が落ちない?
- 実際にどれくらいのお金が入るのか?
- カード、全然入らなくない?
- カードの出し入れの際に、引っ掛かりがあると聞いたんだけど?
などなど。
結論としては、使い方や工夫次第で、問題ありませんでした。
以下では、購入前に感じるであろう疑問にも触れながら、エムピウのストラッチョをレビューします。
ネットでしか買えない、限定カラーが買えるショップも紹介します。
エムピウのストラッチョを購入した理由
ミッレフォッリエを使っていますが、より小さな財布を試してみたいと思い、ストラッチョを購入。
「小銭入れ」ではなく、「小さい財布」って、結構いろんなのがあるんですよね。
僕がストラッチョを選んだ理由は、すでにエムピウの製品を愛用していて、素材や作りに安心感があったためです。
ストラッチョ(straccio)とは
ストラッチョという言葉は、「端切れ・ぼろ切れ」という意味で、それが転じて「存在感が希薄な」という意味を表します。
これだけだとネガティブなイメージ・・・。
でも、本当のコンセプトは、「これだけでもひと通り使えるよね」ということです。
使われている革は上質ですし、作りもしっかりしています。実物を前にすれば、一目で「端切れ・ぼろ切れ」ではないことが分かります。
小さいながらも最低限の機能が詰め込まれた財布です。
その小ささを考えると、「存在感が希薄な」というのは、合っている気がします。
ストラッチョは、「リスシオ・ブッテーロ」と「スペリオーレ」の2モデルあります。
「スペリオーレ」が上位モデルで、少し値段が高いです。詳しくは、限定カラーが買えるネットショップの項目で後述します。
エムピウ ストラッチョのレビュー
実際にストラッチョを使用した上でのレビューです。
使用しているストラッチョは、「リスシオ・ブッテーロ」のナポリという色です。
こんなに小さなストラッチョですが、開くとカード入れ、小銭入れ、お札入れがあります。
外観・サイズ感
ストラッチョの見た目は、普通。一見すると小銭入れか、カードケースに見えますね。
片手に収まるサイズです。
外側はとてもシンプルなデザイン。目につくのは、縫い目くらい。
こちらは裏側。
開いた状態(外側)。
開いた状態(内側)。
購入直後、何も入れていない状態だと、意外と厚みがあります。
ただ、使っていると、すぐにペチャンコになります。
小銭・コイン入れ
ストラッチョを初めて見た時、小銭はあまり入らないと思っていました。
その理由は、ポケットのサイズが小さく、蛇腹になっていないし、マチもないから。
ところが、実際に使ってみると、小銭は結構たくさん入ります。
公称では100円玉15枚が収納枚数ですが、もっと入ります。20枚は確実に入ります。
革が柔らかいので、小銭の量に応じて、よく馴染む感じ。
開口部がよく開きますので、中の視認性は悪くないですし、小銭の出し入れに不便はないです。
ただ、入れすぎると、取り出しにくくなるので、注意が必要です。
小銭入れには蓋が付いていますが、ボタンなどの留め具はありません。蓋は折り曲げるだけです。
折り曲げるだけの蓋なら、無くても良いと思っていましたが、使ってみると必要性が分かります。
折ってるだけなのに、財布を逆さまにしても、小銭が落ちません。
逆さまにしても問題ないくらいなので、普通に使用していて小銭が落ちることはないです。
たぶん、革が固すぎても使いにくいですし、柔らかすぎると蓋として機能せずに小銭が落ちたはず。
革の固さや厚みがちょうど良いので、使いやすいのだと感じます。
小銭を見やすくするために、この蓋を小銭の受け皿に使うこともできます。
カード入れ
公称では、厚めのカード5枚程度となっていますが、いきなり5枚入れるのはおすすめしません。
例えば、キャッシュカードやクレジットカードのようなカードは、最初は4枚でピッタリ。
はじめは出し入れが結構きつめです。
でも、使っているうちに革がのびて、使いやすくなります。そうなると、5枚入れても、そこまできついとは感じません。
このカード入れ、実は普通に使うと1つ欠点があるんです。
それは、カードを入れる時に、奥まで入れにくいこと。
ボタンの裏側が少し出っぱっていて、そこに引っ掛かります。
この問題の解決策は、裏側の出っ張りににテープを貼ることです。
親指の爪程度の大きさにセロハンテープを切って、裏側の出っ張りに貼る。これだけで、全く引っ掛からなくなりました。
例えると、バリアフリーみたいな感じ。段差を無くすとつまずかないのと同じ原理ですね。
また、その他の解決策はカードを入れる時に、必ず内側(お札入れ側)に入れることです。
内側であれば、突起物が無いので、引っかかることなく入れられます。
普段は一枚の決まったカードしか使わないという人には、これで良いです。
ただ、いろんなカードを満遍なく使う人は、毎回内側にしまうと、カードの収納位置(例えば、内側から数えて何枚目か)が変わってしまうので、ちょっと不便かもしれません。
セロハンテープを貼るのが嫌で、カードも複数まんべんなく使う場合は、外側(ボタン側)に、自分の名刺など、薄くて固めの紙を入れておくとスムーズに動きます。
あと、カード入れには、新幹線のチケットもぴったり入ります。
チケットを押し込む前の状態。
チケットをしっかり入れた状態。
カードを入れて、ストラッチョを閉じた状態。チケットの端が、ほんの少し湾曲してますが、自動改札機は問題なく通過できました。
お札入れ
ストラッチョは小銭入れサイズにも関わらず、お札を折らずにしまえます。
普通の小銭入れだと、お札を折らないといけないので、出し入れが面倒。
ストラッチョならスムーズにお札の出し入れができます。
お札入れ部分は、革の裏側なので多少ざらつく手触りですが、お札の出し入れへの悪影響は感じません。
公称ではお札10枚の収納可能ですが、もっと入ります。僕は、合計15枚くらいになるように紙幣を補充しています。(ほとんど1000円札です・・・)
小さい財布の中には、お札の大半が丸見えになる製品もあります。
その点、ストラッチョはお札がむき出しにならないところも良いてすね。お札の先端が少し見えるくらいです。
お札入れを完全に開かずにお札が取れるので、機能的な気がします。
お札入れにはカードを入れることもできます。
カードの厚さやその時に入れているお札の枚数にもよりますが、厚みがあるカードでも、2枚は入ります。
ポイントカードとかを入れても良いです。
新幹線チケットは、お札入れにも入れられます。
カード入れの時と同様、若干端っこが湾曲しますが、折れ目が付くことは無いので、自動改札機は問題なく通れます。
携帯性
小さいので、携帯性は抜群。片手で持つのも、小さいバックに入れるにも扱いやすい。
バックの内側のポケットとか、バック・イン・バックのポケットにも入れ易いです。
ズボンのポケット、Yシャツの胸ポケットにも入ります。生地が柔らかいので、ポケット内があまりゴツゴツしないのもよいですね。
質感・経年変化(エイジング)
購入直後は艶は強くないですが、1ヶ月も経たないで、艶がでてくるのが分かります。
また、色の変化も早く出てきます。
僕のストラッチョの色はナポリという色ですが、最初はみかんっぽく、やや派手な色でした。
ただ、派手さが抑えられながらも、ツヤが出てきて、良い感じです。
ストラッチョは、革を育てていく感じが好きな人は、間違いなく気に入ると思います。
ちなみに、僕が持っているミッレフォッリエはグリージョですが、グリージョも経年変化が良いので、おすすめです。
ストラッチョにもグリージョがあります。
ネット限定モデルあり!ストラッチョの取扱ショップ
現在、ストラッチョは「リスシオ・ブッテーロ」モデルと「スペリオーレ」モデルの2つが販売されています。
モデルを問わず、ストラッチョの購入は、ネットショップがおすすめです。それも、エムピウの通販サイトではなく、amazonや楽天の正規取扱店がおすすめ。
理由は、ネットショップでは「リスシオ・ブッテーロ」、「スペリオーレ」の両モデルにおいて、限定カラーを買うことができるからです。
以下では、モデル別に限定カラーも扱っているショップへのリンクを厳選しました。
ストラッチョは人気があるので、一度在庫切れになると、数カ月入荷しないことがあります。気に入ったモデルや色があれば、早めに購入することをおすすめします。
一方のショップでは在庫がなくても、もう一方のショップで在庫がある場合もありますので、チェックしてみてください。
※以前は山羊革を使った「ゴート」というモデルがありましたが、今は販売していません。
ストラッチョ リスシオ・ブッテーロ
上でレビューをしているモデルです。僕のストラッチョの色はナポリです。
こちらはフリースピリッツというショップです。amazon、楽天、Yahooに出品しています。
ショップ限定11色を含む、全19色を取り扱っています。
限定色は、プエブロレザーというザラザラした革が使われています。
こちらはMJSOFTというショップです。楽天、Yahooに出品しています。
通常色である8色を取り扱っています。
こちらはハシエンダというショップです。楽天、Yahooに出品しています。
通常色である8色を取り扱っています。
ストラッチョ スペリオーレ
同じストラッチョでも、「スペリオーレ」は「リスシオ・ブッテーロ」の上位モデルです。
「スペリオーレ」にしかないのは、
- お札入れ部分に、ヌメ革で裏当てされている
- カード入れのボタン部分がカードに干渉しない
という点です。
下記のショップリンク先の画像をご覧いただくと、違いが分かります。
上で紹介した、「リスシオ・ブッテーロ」も取り扱っているフリースピリッツというショップです。amazon、楽天、Yahooに出品しています。
ショップ限定11色を含む、全16色を取り扱っています。
スペリオーレの限定色も、プエブロレザーというザラザラした革が使われています。
まとめ
エムピウのストラッチョは、見た目は普通ですが、使い勝手がよく、小さい割りには収納力があります。
小銭入れと同等サイズの「小さい財布」を探している方には、 ストラッチョがおすすめです。
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